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PAN-OS 9.0からAutoTag機能にタイマー機能が追加されていますが、AutoTagを使った利用例をご紹介します。
このAutoTag機能を利用することで、各端末(IPアドレス)単位でインターネット利用時間を制限する方法です。
具体的には以下のような制御を行うことが可能です。
このような制御のニーズとしては、例えば、学校や公衆ネットワークなどでのインターネットの利用時間を制限したり、連続でインターネット利用をやめさせたい場合などには役に立ちます。
上記のような制御を行うことが可能となるのは、AutoTagで付与する各タグにタイマー設定ができることです。
タイマー設定は分単位で指定できます。
上記2の例であれば、具体的には以下のようなAutoTag設定を行えば実現することが可能です。
ルール1: 送信元IPアドレスがPermit-AddressGroupの通信を許可(利用開始後、許可するルール)
ルール2: 送信元IPアドレスがBlock-AddressGroupの通信をブロック(1時間利用後、ブロックするルール)
ルール3: 送信元Anyの通信を許可し、タグを付与するログ転送プロファイルを設定
(利用開始時にTagをつけるルール)
上記の設定を行うことで、以下のような動作となります。
いかがでしょうか?
AutoTagの設定方法については、下記のリンクより資料が参照できます。
https://live.paloaltonetworks.com/t5/info/autotag/ta-p/254876
AutoTag機能は、内部で生成されるトラフィックログ、URLフィルタリングログ、脅威ログなどの各種ログをトリガーに自動的にTagを付与することができ、そのTagを利用して動的にセキュリティルール、QoS、PBFなど様々なポリシーを動的に変更させることが可能です。Tagをつけるトリガー、そのタイマー、そしてTagによる制御により、様々なニーズに対しての自動制御が可能になります。是非、ご活用ください。